妊活のために退職したら後悔するかな?
妊活に集中したいけど、
仕事を辞めたのに妊娠できなかったら…
と、悩みながら日々を過ごしていませんか?
妊活や不妊治療が本格化してくると治療と仕事の両立に悩みますよね。
それに私たち女性は年齢的な焦りもあります。
妊娠できる可能性が少しでも高い時期を大切にしたい。
治療を後回しにはしたくない。
そんな思いが日に日に増してることと思います。
私も仕事と治療のスケジュール調整や、周りに迷惑をかける日々、
治療がうまくいかないストレスなどを強く感じ、
仕事を辞めようかと何度も悩みました。
だから、退職を考える気持ちとってもよくわかります。
そこでこの記事では、
- 妊活や不妊治療と仕事の両立の難しさ
- 不妊退職の心境と葛藤
- 妊活や不妊治療を理由に退職したらどんな事で後悔するのか
- 退職して後悔しないように考えること
についてまとめました。
妊活や不妊治療は長期戦になることが多いです。この手に赤ちゃんを抱く日を実現するために、心と体が安定する環境を整えていきましょう。
なぜ妊活が退職につながる?妊活や不妊治療で退職を考える理由
9割が感じる不妊治療と仕事の両立の難しさ
不妊治療を経験した9割以上の人が、「治療と仕事の両立が困難」と回答した調べがあります。
NPO 法人 Fine(ファイン)【仕事と不妊治療の両立に関するアンケート Part 2】
そこで、多くの人が頻繁な通院(通院回数や診察の時間)による仕事への影響が、治療と仕事の両立を難しくしているという回答をしています。
私もひしひしと感じていましたが、やはり、仕事と治療のスケジュール調整のし辛さ、周りに迷惑をかけることや、周りの理解を得られない辛さ、不妊のカミングアウトの難しさが、治療と仕事の両立を困難にしていますよね。
卵子の老化が進行。35歳を超えると妊娠の可能性は急降下
仕事との両立の難しさにプラス、女性は妊娠しやすい時期というのが限られています。
バリバリ仕事をしてキャリアを築き、そろそろ子供をと考えた時に思ったように妊娠できず、不妊治療の病院へ足を踏み入れた時に知る、『卵子の老化』
アラフォーになっても見た目の美しさを保てるようになってきていますが、女性の体の中にある卵子は老化を止めることができません。
20代の時にはピチピチとハリのある卵子も、35歳頃には弾力がなくなって受精しにくくなります。
高齢出産のリスクは有名ですが、実は一番の問題は加齢による妊娠のしにくさなんですね。
妊活や不妊治療で退職を考える理由
上であげた治療と仕事の両立・女性の体の環境から、妊活や不妊治療で退職を考える理由としては、
- 妊娠できる限られた時間の中でベストを尽くしたい
- 不妊治療に専念したい(スケジュールを妊活中心にしたい)
- 精神的・肉体的な疲労感から解放されたい
- 周りへ迷惑をかけるのが申し訳ない
- 周りの理解が得られない
- 同僚や上司とうまくいかない
- 仕事のストレスが妊娠に影響してしまいそうで不安
ではないでしょうか。
仕事をしていると治療との両立に限界を感じることもあります。
妊活や不妊治療の為に退職は後悔はない?不妊退職の葛藤とリアルな声
20代後半・女性
仕事を優先して治療を後回しにし、手遅れになってしまったら後悔してもしきれないから、とにかく近い未来を考えて治療に専念してます。
30代前半・女性
自分にとって必要な時間だったから退職は後悔してないけど、不妊治療の金銭的負担はメンタルやられるから、負担の少ない転職を探すのがいいと思う。
20代・女性
芸能人も30代後半〜40代で出産されたりしてるので、仕事が落ち着くまで待って妊活を始めたら後悔しました。学生時代に妊娠、出産、不妊を教わりたかった。
30代前半・女性
本当は仕事も諦めたくなかったなって思った。収入面もだし、頑張ったらそれなりに報われるものを手放すのは不安が大きい。普通に妊娠できてたら使えてたはずの産休・育休。せっかくなら妊娠しました!って明るく報告したかったなぁとか。
そういう「手放さなくてはいけないもの、叶わないもの」を考えては理不尽だなぁ、不公平だなぁって思ってしまう。
30代後半・女性
不妊治療に専念するために仕事を辞めたこと、実はずっと後悔してたんですが、あるときそれを友達に話したら、「じゃあ、あのとき不妊治療に専念していればよかったっていう後悔はしないね!」って言われてなんだか救われたんですよね。
もちろん全く後悔はないわけではないけれど、妊娠のタイミングを逃して取り返しのつかない後悔をする方が辛いと言う声が多かったです。
そういったことから、一旦退職し、妊活に集中しようということで、不妊退職の割合が増えるのではないかと感じました。
また、仕事は遠い未来、子供が生まれた後のことや老後のことを考えて続けた方がいいと思ってしまうことがありますが、まずは『妊娠』という目の前の将来の為に、少し仕事をお休みすると言う感覚で退職を考えるのも一つの手だと思いました。
妊活や不妊治療のために退職。考えられる後悔。
実際に仕事をやめて感じる後悔としてどんなことがあるのか。
例えば、
- 妊活や不妊治療のことを考える時間が増えて余計に不安になる
- 退職したからと言って子供を授かるかわからない
- 収入がなくなり生活水準が下がる
- 治療費の問題で妊娠が遠ざかる可能性がある
- 働いてないことに罪悪感を感じる
- キャリアがストップしてしまう
- 一つ自分の居場所がなくなる(社会から切り離された感を感じる)
という後悔を感じる可能性があります。
これをみると、感情の行き場と金銭面での不安がなければ、妊活や不妊治療での退職はぐっと後悔が抑えられますよね。
きっとあなたは、仕事との両立に悩んでいるくらいなので、仕事をする良さや楽しさも知っていますし、仕事をやめて全く働きたくないということではないと思います。
ただ、妊娠のタイムリミットと仕事と治療の両立を考えた時に、今の働き方だと難しいということ。
だったら、両立できる働き方を考えればいいんです。
妊活退職することによる後悔よりもメリットを考える
退職すれば後悔することもありますが、その分メリットもありますよね。
例えば
- スケジュールを不妊治療中心に立てられ、治療に専念できる
- 家事に専念でき、料理の腕が上がって、健康になる
- 仕事と治療を両立するプレッシャーがなくなる
- 今まで時間がなくてできなかったことに取り組める
など。
やはり、女性には妊娠する時期にタイムリミットがあるので、後悔しないように妊娠に向けて全力で取り組めるようになるのは大きいです!
退職して後悔しない為に、妊活・不妊治療中の働き方を見つける
子供を授かり産む事が優先事項。
だけど、仕事から遠ざかること、収入がなくなる不安がありますよね。
だったら妊活や不妊治療をしながら働く方法を考えてみましょう。
時間に融通のきく仕事を見つけることができれば、妊活や不妊治療中のことだけでなく、その後の暮らしでも助かることがきっとあります。
例えば、
- 治療がうまくいって妊娠する事ができた時
- 体調の関係でまた仕事の事で悩んだ時
- 出産・育児となった時
- もっと成長をそばでみていたいと思った時
- 家計にプラスで余裕を持ちたい時
女性は毎年のように働き方で悩む時があります。
そんな時のためにも、柔軟に働き方を変えれる仕事を見つけておくのはとってもいいですよ。
例えば、
時短勤務、契約社員になる
今の会社での仕事内容に不満がない場合は、
時短勤務や契約社員、パートへの変更ができないか相談してみるのもいいと思います。
任される仕事が減るので、今までのようなやりがいを感じられなくなるかもしれませんが、
新しい仕事を覚えるストレスもないのと、人付き合いも1からしなくていいのでその辺の気持ちは楽ですね。
ただ、就業日数や時間を減らすのに、部署の異動になる可能性もあります。
その辺の相談はしっかりしておきましょう。
派遣社員になる
派遣社員に登録し、時間を調整して働く方法もあります。
あなたにあった働き方ができる仕事を紹介してくれたり、
企業との間に派遣会社が入ってくれるので
言いにくい事も伝えやすいと言うメリットがあります。
それに、大手の派遣会社であれば、契約途中で辞めないといけない状況になっても、後継者が見つかりやすいので、気持ちも幾分楽です。
また条件を満たせば、派遣社員でも産休・育休を取得する事ができますよ。
在宅ワーク・リモートワークをする
自宅が職場になる在宅ワーク・リモートワークの選択もあります。
パソコンとネット環境があればお家で仕事をする事ができます。
パソコンでの入力ができればできる仕事の求人も増えていますし、これまでの経験を生かした仕事をお家でする事も可能です。
それに通勤時間が必要ないのでその分仕事をすることができますね。
フリーランス(個人事業主)として働く
ある程度、自分にスキルがあれば個人事業主として働く事も可能です。
最近はクラウドワークスやCraudia(クラウディア)
等、主婦でも簡単に企業等と直接契約をして仕事を請け負って収入を得られるサービスがあります。
また、ココナラやBASE(ベース)
等では自分のスキルを活かして収入を得る事もできます。
フリーランスは自由な働き方ができる分、
安定するには自分を甘やかさずに案件をこなす事が大切ですが、
好きな事を仕事にする事もできるので、
今の仕事をしながらでもどういう案件があるのかを確認しておいたり、
試しにやってみておく事をお勧めします。
このように働き方を変えることで時間の余裕は作れます。
仕事を完全にやめてしまうよりかは、少しでも収入があったり、仕事に集中する時間があると気分も変わって心のバランスも取りやすくなると思います。
妊活中の仕事についてはこちらの記事にも書いていますのでよければ読んでみてくださいね。
ゆりこ 仕事を変えて不妊治療に挑んだ経験を持つゆりこです。 妊活・不妊女子 妊活中に仕事を始めるなら、どんな仕事が向いてる? すぐに妊娠するかもしれ[…]
妊活や不妊治療で退職を考える理由と退職した時の不安などを書き出す
私はいつも退職を考えた時、不安や不満をザーッと書き出していました。
すると、このために頑張らないと!と気持ちを整理することができました。
もしあなたが今、モヤモヤしていて、考えがまとまらないのであれば、
- なぜ退職を考えているのか、何にストレスを感じているのか
- 退職に対する悩み、退職した後の不安
- 何を優先したいのか
とりあえずこの3つについて、自分に素直に書き出してみると、問題点がはっきりして、自分が何をすればいいのかということがわかりやすくなります。
自分が感じていることを書き出して見ると、意外となんでこんなことで悩んでいるんだろう、こうしたらいいじゃん!と進む道が見えることもありますよ。
妊活で退職して後悔しないために考える事まとめ
私は仕事を続けながら不妊治療をしていたので、仕事を完全にやめてしまうことをおすすめしようとは思いません。
だけど妊娠の可能性がある今、後で取り返しのつかないことになる前に、妊活や不妊治療に向き合って欲しいなって思います。
今日より若い日は後悔してもやってくることはありません。
なので今の時点でもっと早く妊活や不妊治療をしていればよかったという思いがあるのなら、治療に集中してみるのがいいのではないでしょうか。
仕事は退職して少し休んでも場所は違えど復帰できますし、キャリアは幾つでもまた重ねられます。
それに妊活や不妊治療をしながらできる仕事もあるので、不妊退職ではなく不妊転職を考えてみてください。
退職するもしないも、どちらが正解というのはありませんし、どちらもメリット・デメリットがあります。
とにかく、自分がやりたいことの優先順位をはっきりさせて、行動に移しましょう。
行動に移さなければ、何も考えていないのと同じになってしまいます。
ゆりこ 不妊治療の顕微受精で2人出産した経験のある、ゆりこです。 悩める妊活女子 タイムリミットのある妊活にそろそろちゃんと向き合いたい…。 でも妊活のために仕事を辞める勇[…]