あなたは、不妊の原因知っていますか?
治療の内容は聞いてるけれど。。。と、
具体的な病名や原因を知らない場合もあります。
不妊の原因はわからないことも多いと聞きますが、
検査の数値が悪いや、原因になってそうなものがわかれば、
掘り下げてみて欲しいです。
というのも、
一定額を超えた分の治療費が助成される制度があるんです。
この助成制度は、妊活や不妊治療をしている方全員ができるものではないのですが、
もし当てはまれば国の制度なので利用していきましょう。
ただ保険に入りづらくなるなどデメリットもあるので、
それを考えた上で自己責任で行ってくださいね。
病気や原因を知ることで負担を助けてくれる制度に出会った話
一般的に知られている特定不妊治療費助成金制度は
体外受精や顕微受精を行った場合、
助成を受けれる制度ですが、
それとは別に、
不妊に関係なく稀な病気(難病)のための
医療費を助成する制度があるのです。
もしあなたの不妊の原因(病気)が
難病に指定されているものであれば、
妊活や不妊の治療費を抑えることができる可能性があります。
指定難病患者への医療費助成制度
国の制度に、指定難病患者への医療費助成制度というものがあります。
難病と聞くと、私には関係ないわと思ってしまいがちですが、
実は、不妊の原因を知ると実は難病だったということがあります。
この指定難病患者への医療費助成制度というは、
難病の方へ向けた医療費助成制度について
「難病の患者に対する医療等に関する法律」(平成26年法律第50号)に基づき指定される指定難病について、治療方法の確立等に資するため、難病患者データの収集を効率的に行い治療研究を推進することに加え、効果的な治療方法が確立されるまでの間、長期の療養による医療費の経済的な負担が大きい患者を支援する制度です。
出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nanbyou/index.html)
▲こちらに書いてあるように、
効果的な治療方法が確立されるまでの間、
医療費の負担が大きい人を助けてくれる制度なんです。
なので、もしこの難病の病気に当てはまれば
医療費の助成を受けれるということなんですね。
難病医療費助成を受けれると、医療費は2割負担になり、自己負担上限額以上は支払わなくて良い
国民健康保険や健康保険組合に加入している人の
一般的な医療費負担は、医療費の3割ですよね。
ですが、難病認定され医療費助成を受けると
2割負担になります。
そして更に決まった月額の自己負担額を
超える治療費は支払わなくて良いのです。
不妊の原因検査や体の状態でわかる病名
この医療費助成を受けるためには、
まずは自分の病気や原因を知ることが大切です。
不妊の原因ってわからないことも多いので、
病名など知らない人もいるのではないでしょうか。
私自身も検査をして、
主治医から検査結果による治療内容を伝えられ
特に病名を気にすることなく
言われる通りの治療をしていました。
あまりゆっくり話してられないんですよね。
そこで、気になって調べたのが
医療費助成を受けるきっかけになったのです。
病名がわかっていれば、調べてみるとわかるのですが、
その病名の奥にまた病名が隠れていたりするんですね。
私は、
血液検査の結果
「LH」と「FSH」というホルモンが低い
↓
排卵障害
↓
卵巣機能不全
↓
卵巣機能低下症
↓
下垂体性機能不全
↓
下垂体機能低下症
↓
下垂体前葉機能低下症
という感じで掘り下げていき、
体の様子などを照らし合わせ
最終的に「下垂体前葉機能低下症」
という病名にたどり着きました。
すると、
それが難病に指定されていて、
申請して認定されれば
医療費助成を受けれると知ったのです。
指定難病の一覧はこちら
厚生労働省指定難病一覧(http://www.zcssz.or.jp/blog/wp-content/uploads/2016/07/H29_byoumeiichiran.pdf)
病気の解説、判断基準などはこちら
難病情報センター(https://www.nanbyou.or.jp/entry/5346)
指定難病に当てはまるかもしれないと思ったら
指定難病に当てはまるかもしれないと思ったら、
主治医にあなたの病状と照らし合わせてもらい確認しましょう。
ただ、ここで難病に当てはまったとしても、
医師が「難病指定医」でなければ、難病に指定されません。
こちらの記事で、難病指定医から難病指定を受けて医療費助成の申請するところから、医療費助成の使い方まで詳しく書いていますので、あわせて読んでみてくださいね。
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不妊治療で指定難病の医療費助成を使う場合
タイミング法、排卵誘発ステップでの医療費助成の使用
あなたの不妊が難病によるものからきていると判断された場合、
指定難病の医療費助成を使うことができます。
タイミング法や排卵誘発の段階では、通常保険適応で3割負担ですが、
医療費受給者証を提示することで、2割負担になります。
そして、医療費自己負担上限管理表を持参すれば、
毎月、上限額までの支払いで治療を受けることができます。
人工授精ステップは医療費助成の対象外(一部対応している病院あり)
人工授精は保険適応外になるため、医療費助成は受けれません。
ただ病院によって排卵誘発や卵胞チェックなどの診察は保険適応しているところもあるようです。
その場合、保険適応の分に関して使用可能。
体外受精や顕微受精では医療費助成の対象外(病院かけもちで一部対象に)
体外受精や顕微受精は、自由診療になるので医療費助成の対象外になります。
ただ、病院をかけもちして、
排卵誘発や卵胞チェック、一部検査などを
保険適応で受けることができれば、医療費助成の対象になります。
私は、上記の方法で排卵誘発や卵胞チェックなどを
医療費助成で受けさせていただきました。
この辺りはあなたの通う病院の先生に相談してみてくださいね。
病院のかけもちについてはこちらの記事を読んでみてくださいね。
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妊活や不妊の治療費が抑えられる医療費助成の制度まとめ
妊活や不妊治療は先が見えないので、
できる限り目の前の費用も抑えていきたいですね。
難病指定の病気はやはり稀なので、
対象から外れてしまう方も多いかと思います。
ただ、ホルモンの数値が高かったり低かったりする場合など、
当てはまるものがあるかもしれません。
ぜひ一度調べてみてくださいね。
もしかしたら医療費の助成が受けられるかもしれません。
当てはまる、もしくは当てはまるかも!と思ったら、
こちらの記事も是非読んでください。
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難病認定されると医療費助成だけでなく他にも受けれるサービスがあったりします。