電車や車など便利なもののおかげで体を動かさずとも生活できる環境の今。
意識的に体を動かさないと筋肉はどんどん落ちていき、
熱を生み出す力も弱まっていきます。
熱を生み出せないと言うことは、体が冷えるということ。
そして実は、物理的なものではなく、精神的なストレスも体を冷やす大きな要因なんです!
というか、精神的なものが何より一番体を冷やします。
ストレスを受けることで自律神経が乱れ、体温調節がうまくいかないようになってしまうんです!
冷えとりに関わる仕事をしていたこともあり、冷えとりを実践している私の経験から、
今回は、心からくる冷えについて解説したいと思います。
精神的なものが冷えを招いているかもしれませんよ。
体温調整は自律神経の働き
自分たちの意思とは関係なく、自律神経は心臓を動かしたり呼吸したりするようコントロールしている器官。
その自立神経は、交感神経と副交感神経からなっています。
交感神経は、何か活動している時や緊張している時に強く働き、血管を収縮します。
副交感神経は、リラックスしている時に優位になり、血管を緩めます。
この2つの神経がバランスよく働くことで、例えば、体が冷えてきたら熱を作り出し体を温め、暑ければ汗を出して体を冷やしたりしてくれます。
こういった体内の環境を整えるのが自律神経の仕事です。
心が冷えると体も冷える
食生活や運動不足などによって血流が悪くなることで起こる冷えでなく、
人間関係などのストレスによって冷えてしまうことも少なくありません。
上で解説しましたが、緊張したり不安になると交感神経が優位になって血管がキュッと収縮し、
これが長く続けば血流が悪くなります。
体の中でうまく血が巡らず、冷えを引き起こしてしまう。。。
そして、最悪なのが体が冷えて固まってくると、より一層、心も冷えるという悪循環に陥ってしまうところ。
自律神経が乱れバランスが取れなくなると、体温調節がうまくいかなくなってしまうのです。
でも反対にいえば、心が休まりリラックスできれば、体がゆるまり体の血の巡りがよくなるので冷えの改善に繋がっていくのです!
冷えを取るには、ただ単に体を温めるだけでなく、心も温めるってことがとーっても大切なんです。
内臓と性格の関係
上で言ったように、ストレスは体を冷やします。
イライラしたり人間関係で悩んだり、
頭や心がなかなか整理できず、ストレスで精神的に安定していないと体に影響してきます。
カッとなって頭に血が上り、うまく体に血が巡らないと、
体のどこかに古い血が溜まってしまい冷えが生まれてしまうのです。
そうしてできた冷えは内臓や、喜怒哀楽の感情を乱します。
例えば、イライラすると肝臓に影響が現れ、
肝臓が悪くなると怒るようになってしまいます。
クヨクヨ悩むと消化器に影響が現れ、消化器が悪くなると優柔不断に。。。
と言うふうに内臓と感情には関係があるのです。
影響が出る内臓と性格(感情)の関係を簡単に書くと、
- 冷酷で思いやりがない ー 心臓・小腸
- イライラ、不眠 ー 肝臓・胆のう
- 優柔不断 ー 消化器系
- 不安感、体力不足 ー 腎臓・膀胱
- 強欲・悲観的 ー 肺・大腸
といった感じです。
何か思い当たることはありますか?
私は、
不安感、体力不足 ー 腎臓・膀胱
が当てはまります。
性格は不安症ですし、体力もありません。
それに昔、膀胱炎になりかけたこともあります(汗)
心と体と冷えの関係まとめ
今回は、心と体と冷えについて簡単に書いてみました。
心の冷えは体の冷えを招き、病気へと繋がっていきます。
こう見ると心の冷えってなかなか怖いですよね。
ストレスをためないように気をつけていても、いつの間にかやっぱり溜まっていく…
ストレスが溜まっていくということは、冷えもどんどん深刻に。
だからこそ、毎日少しずつ体の毒出し(冷えとり)が大切です。
そして毒を出せる体になれば、心の負担、体の負担も減り、真の健康へ繋がっていくのです。
冷え対策は少しの意識で簡単にできます。
例えば、半身浴や湯たんぽ、腹巻など。
がっつり冷えとりしたいなら、冷えとり靴下やレギンスの重ねばきなどもありますが、
まずは気軽に温める気持ち良さを感じるのが一番!
冷えとりの詳しいやり方についてはまたまとめますので、興味ある方はお待ちいただければ嬉しいです♪
冷えや冷えとりについてはこちらの記事にも書いているのでよかったら読んでみてください。
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