体の巡りをよくするなら、誰でもすぐ取り組める冷えとり健康法がいちばん!
「体を温めること」は、病気や不調の予防・改善につながります。
冷えとりにまつわる仕事をしながら、私自身も冷えとりをやっていた経験から、この記事では、体の冷えと体が冷えるとどうなるのかについて書いています。
体の巡りをよくする冷えとり
体は冷えると血の巡りが悪くなり、様々な不調が現れます。
血の巡りを良くし、健康で綺麗にいる為には、大変な努力をしないといけないと思ってしまいますが、実は、簡単に始められるのです。
それが、『冷えとり健康法』
冷えとりの基本はとっても簡単で、体の冷えをとって温める。これだけ。
そして、大切なことは、あなたが心地いいなと感じることです。
低体温化している現代人
冷えの自覚がない現代人。
老若男女問わず、現代人はとっても冷えています。
「汗をよくかくし、暑がりだから冷えてないよ」と言う人もいますが、冷え性のように自覚している「冷え」だけじゃなく、自覚がなくても体全体が冷えていることは良くあります。
現代人に多く見られる病気といえば、「うつ」や「がん」そして「不妊」。
うつは寒い季節や地域で発症しやすく、冷えとの関係は否定できません。
また、がんは体温が35度台でいちばん増えやすいことから、医療が進歩しているのに対して、日本人にがんが増えていると言うのは、日本人の体温が下がっていると言うことに少なからず関係はあるでしょう。
不妊も、子宮や卵巣が冷えることで働きが鈍くなり、生理不順になったり、着床しづらい体になります。
実は、約50年ほど前に比べると日本人の平均体温は1度ほど下がっているそうです。
その理由としては、
- 運動不足
- 塩分のとりすぎ
- 水分のとりすぎ
- 体を冷やす食べ物をとりすぎ
- 湯船につからずシャワーで済ます
- 体を冷やす服装
- 冷房のかけすぎ
などが挙げられます。
冷えによる血流低下
体が冷えると血流が悪くなるというのは良く聞きますよね。
東洋医学ではこれを「瘀血(おけつ)」と言います。
血液は、酸素や栄養素を運びながら、いらなくなった老廃物を集めて回っています。
しかし、血流が悪くなった瘀血の状態では、体に必要な栄養を運べない&いらないものが回収できず血が汚れてしまうのです。
また、食事で体に入れた栄養は血液に乗って、必要なところへ運ばれますが、食べ過ぎによる余計な栄養は、細胞が受け止めきれず血液に残ってしまい、これもまた血を汚しちゃいます。
ばい菌やがん細胞、アレルゲンなどと戦う免疫細胞の白血球は、余計な栄養をとってしまうと働かなくなってしまうんです。
なので、体を温めるのには食べ過ぎ注意でーす!
健康になりたいなら、冷えを取り除くことがいちばん!
調子が悪いけど、検査では特に引っかからない、薬を飲んでも良くならないなぁと思うことはありませんか?
慢性的に気だるさを感じていたり。。。
だけどこのような場合、西洋医学だと病名がつかない「未病」ということで、特にできることがありません。
また、薬を処方されても症状を抑えるものであって、病気を根本から治すと言うわけではないのです。
なので、一時的に症状が治っても原因を取り除けていないので、繰り返し発症してしまうことがあります。
体を温めると何がいいのか
体を温めると、わかりやすいのは気持ちが落ち着くこと。
あったかい飲み物を飲むと「ほっ」としますよね。
湯船に使って温まると「ふーっ」と力が抜けますよね。
また、尿や便通が良くなります。
冷えるとなぜ不調や病気が現れるのか
原因は体の冷え
頭痛や肩こり、生理不順などの問題をかかている女性はとても多いです。
そして、30代は不妊に悩んだり、40代は更年期障害などに悩まされる人も少なくないですよね。
そして年を重ねるとのぼせやめまいといった症状も出てきたり、子宮頸がんや子宮体がん、乳がんなどの発症も増えていきます。
こられの病気の根本には冷えが関わっている可能性がとても大きいのです。
では、冷えるとどうなるのか。
- 血流が悪くなる
- 免疫力が下がる
- 代謝が下がる
- がん細胞が増殖しやすい
ということが挙げられます。
冷えにより血流が悪くなる
血液が体の中をめぐることで細胞や臓器が働きます。
そしてその血液は、栄養や酸素を身体中に運びながら、いらなくなった老廃物を回収して回っています。
だけど、血流が悪くなると必要なものが必要な箇所に配達されず、ゴミもそのままほっておかれちゃうのです。
すると血液循環がどんどん悪くなり、いろんな臓器に負担がかかって病気が起こりやすくなってしまうんですね。
体温が1度下がると免疫力は30%も下がる
体が冷えると代謝も落ちる
体が冷えると、免疫力だけでなく、代謝も下がってしまいます。
脂肪が燃焼されず冷たく固まってしまい、ダイエットしても痩せにくかったり。
歳を重ねるごとに代謝は下がりますし、体に水分を溜め込むのでむくみがひどく出たりします。
体温35度台は危険!がん細胞が増殖する体温
体が冷えると免疫力が下がると言いましたが、それだけでなく、体温が35度台になるとがん細胞が増えやすくなるんです。
がん細胞を死滅させるには39度3分以上の高熱が一週間ほど続く必要があるとか。
水分は必要だけどとりすぎ注意。手軽にできる温活
水分はとりすぎ注意!
体が冷える原因の一つとして、水分のとりすぎが挙げられます。
水を飲んで老廃物を外に出すことはとても大切なことですが、必要以上に水分をとりすぎると代謝できず、体に溜まってしまい体の中から冷えてしまうんです。
東洋医学ではこれを「水毒」と言います。
取り入れやすいアイテムで体を温め、余分な水分排出
冷えを取り除くために、まずは体の中の余分な水分を排出することが大切。
簡単に取り入れられるアイテムとしては、ルイボスティー。
ルイボスティーには利尿作用がありますし、癖も少なく、普段のお茶代わりに飲めるのでおすすめです。
我が家も普段から煮出してお茶として飲んでいます。
あとは、下半身を温めること。
腹巻が普段の服装も変えずに使うことができるのでいいですよ。
お腹を温めることで腎臓が温まり、排尿を促したり、腸が動き便も出やすくなります。
お腹は体の中心ですし、お腹には大切な臓器がたくさん集まっているので、温めると血流がアップし、様々な病気の改善や予防につながるんです!
冷えやすい女性の体
手足の先が冷えるという女性はとても多いですよね。
なぜ男性に比べて女性の方が冷えが深刻なのかというと、筋肉量の違いです。
筋肉はエネルギーを熱に変える器官で、その筋肉は下半身に多く集まっています。
その為、下半身が衰えると体は冷えて血流が悪くなってしまい、下半身に流す血液が送りきれず、送れなかった血液は上半身に集まり、それにより体が火照ったり、のぼせという現象が起きてしまうんですね。
不眠などの症状も上半身に血液が集まってしまうことから起きてしまいます。
足を温めるとよく眠れるのはこれに関係があります。
更年期障害は、卵巣の機能が衰えてホルモンバランスが変わることで起きるされていますが、それだけではなく、筋力が低下し上半身に血液が集中することも深く関係しているでしょう。
私たちはとても便利な世の中に生きていて、体を動かすことを意識しないとなかなか普段動くことがありません。
ただでさえ女性は筋力が少ないので冷えを解消する為には、やはり意識的に体を動かすことが大切です。
体を温めることで生まれるメリット
体が温まると、
- 血流がよくなる
- 免疫力アップ
- 代謝が上がる
- がん細胞の増殖が抑えられる
という風に冷えとは逆にメリットがたくさんです。
代謝が良いと、シミなどもできにくくなるんですよ〜!
便秘になると肌があれがちですが、肌が荒れるのは体が老廃物を外に出そうとしているサイン!
しっかり外に出せるように体を温めてあげると改善される可能性が高いですよ。
体の巡りを良くして不調に打ち勝つ!自然治癒力を高めよう
私たちの体には、自然治癒力が備わっています。
生きている限り体は、病気や不調を治そうと頑張って働いているのです。
ウィルスなどを退治する為に体の熱をあげて戦う。
そう、熱が出るのは体が頑張っている証拠なんですね。
だから無理に下げようとはせずに頑張って戦ってもらうことも大切なのです。
私たちの体は、様々な器官や細胞によってできており、それをつないでいるのが血液。
病気や不調はその症状だけを取り除いても解決にはなりません。
やはり根本の原因を取り除くのが大切なんです。
体を温めることは、その根本の原因を取り除くことにつながります。
そして、それは難しいことはないのです。
はじめにも書きましたが、体の冷えをとって温めるだけなんです。
本当に簡単にすぐ始められますので、早速今日から試してみてくださいね。
また、温め方なども記事にしていきますので参考にしてみてください。
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